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「リンスを使うと薄毛になる」は嘘です。しかし「火のないところに煙は立たぬ」ということわざもあるように、リンスの悪い噂には何かしらの理由があります。この理由とはいたってシンプルで、リンスの正しい使い方を知らないことに起因しているのです。
本記事ではリンスの正しい使い方や薄毛が気になる男性におすすめのリンスを紹介します。ヘアケアの正しい知識を身につけて髪と頭皮を守り、薄毛対策に役立てていきましょう。
目次
「リンスを使うと薄毛になる」は嘘
「リンスを使うと薄毛になる」という噂は科学的な根拠のない嘘です。この噂が広がった理由は次の2つの点が関係しているのかもしれません。
1つ目はリンスの効果です。リンスは髪にしっとり感を与えるため全体のボリュームを抑える効果がありますが、薄毛を引き起こしたと勘違いした人がいたのでしょう。
2つ目はひと昔前の日本にはシャワーがなかったことです。リンスが十分にすすがれず頭皮環境に悪影響を及ぼしたとも考えられます。
リンスが髪に悪影響を与えるのはどんな時?
「リンスを使うと薄毛になる」というのは嘘ですが、髪の毛に悪影響を与えることはあります。それは髪の毛につけるのではなく頭皮につけて使ってしまう時と、しっかりとすすぎ落とすことができておらず、残ったままになってしまった時です。
リンスが頭皮に詰まってしまい頭皮環境を悪化させてしまったり、髪に残ったリンスが悪さをしたりします。
リンスを使う際は以下の二つに注意して使用しましょう。
そもそもリンスを使う理由とは
リンスを使う目的は、髪の表面を油分の膜でコーティングして髪の毛をダメージから守ることです。さらに静電気を防止する効果もあります。乾燥の厳しい時期には欠かせないでしょう。
コーティングされた髪はパサつきを防止し、髪を滑らかにします。
コンディショナーやトリートメントも目的は同様です。
リンス・コンディショナー・トリートメントそれぞれの違い
(出典:(1)頭髪化粧品と毛髪,(2)「美しく健やかに」毛髪と地肌を洗浄する技術)
それぞれの一般的な違いについて簡単な説明を表にしました。
リンス | 髪の表面をコーティングする |
コンディショナー | 髪の表面をコーティングし、内部にも少し浸透する |
トリートメント | 髪の内部に栄養を与える |
しかしリンスとコンディショナーは会社や製品によってごちゃごちゃに使われているので、ほとんど同じものだと考えてしまってよいでしょう。
リンスやコンディショナーの正しい使い方
次にリンスやコンディショナーの正しい使い方について見ていきましょう。
リンスやコンディショナーを正しく使うことで、薄毛の方も健康で快適な頭皮環境を作れます。リンスを使う際は以下のポイントに注意しましょう。
シャンプーは頭皮もしっかりと洗うことを意識しますが、リンスは髪につけることを意識してください。いずれもすすぎ残しがないようにしっかりと洗い落とします。
薄毛のリンスに関するまとめ
リンスを使うと薄毛になるどころか、有効成分配合のリンスを使うことで健やかな頭皮環境を作れることが分かりました。フケやかゆみ、汗臭を抑えたりハリやコシを与えたりするリンス・コンディショナーを選んで、髪と頭皮に優しいヘアケアを習慣にしましょう。
ただしリンスの成分が頭皮に残るとトラブルの元になるので、しっかりとすすぐことも大切です。正しいシャンプー、リンスの仕方を身につけて、薄毛対策に役立てていきましょう。