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「ブラッシングは薄毛対策に効果があるのか?」と疑問を持つ人は多いのではないでしょうか。
薄毛対策となれば育毛剤やシャンプーが注目されがちですが、実は自分に合ったブラシを正しく使用することでも頭皮環境を良くする効果が期待できます。
この記事では、薄毛対策にブラシの使用が効果的な理由や、正しいブラシの使用方法などを紹介します。薄毛対策を考えている人はぜひ参考にしてください。
目次
薄毛対策にブラシの使用が効果的な理由
ブラシの使用は頭皮マッサージになるので、薄毛対策として有効です。下記のような毛髪に良い効果をもたらすことが期待できます。
いずれも毎日ブラシを清潔にしておき、定期的にブラッシングすることでより高い効果が得られやすくなります。
髪の汚れをきれいに落とせる
(出典:(1)ヘアケアの科学)
ブラシを使うことで髪の汚れをきれいに落とせます。常に清潔な状態を保っておくことで、頭皮環境の悪化を防ぐことが可能です。また毎日ブラッシングすれば、頭皮の不要な角質を浮き上がらせることもできます。
ただし髪が絡んだ状態でブラシをかけると引っかかってしまうので、まずは手で軽く絡みをほぐしてから使用することが大切です。
頭皮の血行を良くする
(出典:(2)地肌マッサージの頭皮への作用)
ブラシ使用によって、頭皮の血行を良くする効果も期待できます。血行を良くすることで髪の成長に必要な栄養素が行き届きやすくなります。さらに白髪予防に役立つのもメリットです。
ポイントはブラシの先を頭皮に当てて使うことです。適度に刺激を与えることで頭皮マッサージと同様のリフレッシュ効果が期待できます。
定期的なブラシの使用は、健康的な髪が成長しやすく抜け毛の予防にも繋がります。
薄毛対策に効果的なブラッシングのタイミング
ブラッシングは、薄毛の人にとって多くの良い効果が期待できます。
しかしブラシの使い過ぎは、かえって頭皮に負担がかかるのでおすすめできません。そのため正しいタイミングでブラシを使用することが大切です。
ブラシは、下記のタイミングで使用するのがおすすめです。
シャンプーをする前
(出典:(3)洗浄料とその作用)
シャンプー前にブラッシングをすることで、シャンプーをしたときに汚れを落としやすくなります。
落とせなかった汚れをそのままの状態にしておくと、毛穴が詰まる原因となり頭皮環境の悪化を招くので、ブラシを使用して洗髪前にある程度汚れを落としておくことが大切です。
またあらかじめブラッシングをしておくとシャンプーの泡立ちが良くなり、頭皮や髪に余計な負担がかからずに済みます。
さらに事前にしっかりと髪をほぐしておくことで、シャンプー時の抜け毛を減らすことも可能です。
ブラッシングをしてからのシャンプーは、頭皮環境が整って育毛効果が期待できるので薄毛対策に役立ちます。
就寝前
就寝中は髪の生成が促されるため、ブラッシングをして頭皮環境をきれいに保ってから就寝することで育毛効果が期待できます。
また就寝前のブラッシングはリフレッシュ効果も期待できるので、髪に良い影響を与えた状態で睡眠が可能です。これによりストレスの軽減にも繋がります。
頭皮マッサージに適したブラシの選び方
薄毛対策で使用するブラシは、頭皮マッサージに適したものがおすすめです。ブラシを選ぶときは、下記のタイプを探してみましょう。
静電気は髪にとって大敵なので、ブラシは木製がおすすめです。ナイロンやポリエチレン製は軽くて使いやすいのがメリットですが、使用するのであれば静電気防止機能付きものを選びましょう。
素材は毛の柔らかな豚毛が薄毛対策には有効です。
薄毛対策に有効なブラシの使用方法
薄毛対策に有効なブラシの使い方は、以下の通りです。
ブラシはゆっくり動かし、髪に負担を与えないようにしましょう。早く動かしてしまうと髪が抜けてしまうので注意が必要です。ポイントは、頭皮全体を均一に刺激するように動かすことです。
毛のもつれがほぐれにくいときは、もつれた部分の上を軽く手で押さえてブラッシングをすると、根元に無理な力がかからないで済みます。
ブラシを清潔に保つ正しいお手入れ方法
薄毛対策でブラシを使う際は、常に清潔な状態を保っておくことが大切です。ブラシの正しいお手入れ方法を順番に解説します。
汚れが付かないように予防しておく
ブラシに汚れが付かないように予防しておきましょう。汚れたままでブラシを使用すると、髪や頭皮のトラブルの原因になり得るからです。
ブラシには、洗えるブラシと洗えないタイプがあります。木製や動物の毛を使用したブラシは、比較的簡単にお手入れが可能です。しかし猪毛ブラシのように水分を吸収すると、徐々に劣化する獣毛タイプもあります。
劣化しやすいブラシは、隙間に髪の毛が入らないようにあらかじめガーゼなどのカバーをかけておくことで、汚れが付かないように予防できます。
洗えるブラシは適度に浸け置きする
プラスチック製などの洗えるブラシは、水に浸け置きすることできれいに汚れを落とせます。
シャンプーや洗剤を入れたお湯に汚れたブラシを2時間ほど浸けておきましょう。かなり汚れている場合は、3時間以上の浸け置きが必要です。取り出す際は軽くブラシを振って、浮き上がった汚れをしっかりと落としてください。
木や竹など丸洗いできないタイプのブラシは、浸け置きではなく専用のブラシクリーナーを使用しましょう。ブラシに付いたホコリなどを根こそぎ払い落せます。
きれいに洗ったら十分に乾燥させたのち使用しましょう。
日ごろからこまめに髪の毛やホコリを取り除く
使用後に髪の毛やホコリを取り除いて、日ごろからケアすることでブラシを長持ちさせられます。
また汚れたまま放置していると、ブラシに嫌な臭いがついてしまうので衛生面でも良いことはありません。加えて不衛生な状態にしておくと、頭皮の傷から細菌が入り炎症や膿などのトラブルを起こす可能性もあります。
清潔に保って使用するように心がけましょう。
ブラシは正しい使い方を知ってケアすれば薄毛対策になる
ブラシを使用することで頭皮の血行が良くなるほか、毛穴の汚れを落とせるといったメリットがあり、薄毛対策に有効な手段です。
ブラシは形状も材質もさまざまな種類がありますが、選び方のポイントを押さえ頭皮マッサージに適したタイプを選びましょう。
また薄毛対策としてブラシを使用する際は、効果的なタイミングやお手入れに関しても意識することが大切です。ブラシを清潔に保つことを心がけ適切に使用しましょう。