# HAIR CARE
2021.04.02

髪のダメージの原因と正しいヘアケアを徹底解説!

いつの間にか髪がパサパサゴワゴワになってしまっていませんか。実はそれ、日々のダメージの蓄積が原因かもしれません。何気ないシャンプーの習慣や食生活がダメージの原因となることもあります。

毎日のシャンプーやドライヤーで髪のダメージを減らし、ヘアケアしましょう。

本記事では髪のダメージをケアするためにやめるべき習慣と、今すぐ始めるべきヘアケア習慣を紹介しています。ぜひ美しい髪を保つための参考にしてください。

髪のダメージの原因

NGを出す男性

髪の表面のダメージ

(出典:(1)美しく見える髪の構造)

髪の毛は3層の物質が重なっている構造をしています。中心部にあるのが「メデュラ」で、その上を「コルテックス」が覆い、最外壁を「キューティクル」が包んでいます。

髪の表面のダメージが気になるという場合は「キューティクル」が傷んでいるのが原因です。キューティクルは髪の85%から90%を占めるコルテックスを守る働きがあり、コルテックスのタンパク質や水分が外に出てしまわないようにしています。

キューティクルは濡れると開く性質があります。そのため濡れた状態でゴシゴシと髪を洗ったり拭いたりすると、摩擦でキューティクルに傷がついて傷んでしまうのです。またキューティクルは熱にも弱いため、ドライヤーやヘアアイロンの使用方法にも注意が必要です。

髪内部のダメージ

(出典:(2)美しく見える髪の構造)

髪内部のダメージは、コルテックスが痛むことが原因です。髪の8割から9割を占めているコルテックスにはメラニン色素が含まれており、そのメラニン色素の配合量で髪の毛の色が決まります。

カラーリングやブリーチは、コルテックス内部のメラニン色素を分解したり、着色したりする働きのある薬剤によるものです。そのため髪表面のキューティクルやコルテックス内部にダメージがおよぶことがあります。

また濡れてキューティクルが開いた髪に熱を加えることで、コルテックス内部のタンパク質が変質して固くなり、ところどころに空洞ができてしまいます。ダメージホールと呼ばれるその空洞が多くなると、切れ毛や枝毛の原因となるため、濡れている髪に高熱を加えることは避けたほうがよいでしょう。

ダメージを受けた髪は治るのか

残念ながら、ダメージを受けた髪は二度と治りません。髪の毛は爪や角質と同じで、すでに死んだ細胞で構成されているため、一度ついた傷は修復されることなく残ってしまいます。

皮膚は古い細胞がはがれて、下から新しく再生された細胞が生まれ続けるため、傷を癒やす作用が働きます。しかし髪の毛は毛母細胞でつくられた細胞が押し出されていく構造であるため、傷ついた場合は新しく生えてきた毛が同じ長さになるまで待つしかありません。

どうしても髪の毛のダメージが気になる場合はダメージした部分を切るしかありません。ダメージが原因で髪を切る必要があると理想の髪型を実現するのが難しくなります。

ダメージが深刻になる前に正しいヘアケア方法を覚えて、長く美しい髪を保てるように心がけましょう。

髪にダメージを与えないために止めるべき習慣

濡れた髪を乱暴に拭く

(出典:(3)ヘアケアの科学)

髪が濡れると、表面のキューティクルが開いてセンシティブな状態になります。そこに乾いたタオルをゴシゴシこすりつけると、髪同士やタオルの繊維とこすれてキューティクルに傷がついてしまいます。

ゴシゴシこするのではなく、タオルで髪を挟むようにトントンと水分を吸い込ませながら、優しく乾かしましょう。

ドライヤーで乾かさない

(出典:(4)洗浄料とその作用)

ドライヤーの熱は髪にダメージを与えるので、自然乾燥のほうが髪によいと聞いたことがあるかもしれません。しかし濡れた髪がこすれることでキューティクルにダメージがおよぶため、ドライヤーで乾かしたほうが髪へのダメージを少なくできます

また頭皮が湿ったままで時間がたつと、雑菌が増殖してかゆみの原因になったり、嫌な臭いのもととなったりすることがあります。

熱が髪にダメージを与えないように、ドライヤーを細かく動かしながら頭皮と髪の間に空気を流し込みましょう。毛先はドライヤーを当てすぎるとパサパサに乾燥してしまうため、少ししっとりしている程度に留めるのもポイントです。

なんどもシャワーを浴びる

夏の時期にはなんどもシャワーを浴びたくなるものですが、そのたびにシャンプーで髪を洗うのはよくありません。シャンプーは洗浄効果が高く、なんども使うと頭皮を保湿するために必要な皮脂も洗い流してしまいます。

なんどもシャワーを浴びたい場合には、そのたびきれいに洗い流したり髪を丁寧に乾かしたりする手間を惜しまないようにしましょう。またシャンプーは1日1回に抑えましょう。

髪のダメージを防ぐ方法

正しいシャンプーの方法

ブラッシング

(出典:(5)洗浄料とその作用)

髪を濡らして慌ててシャンプーをつけてこすっていないでしょうか。シャワーを浴びる前にブラッシングで絡んだ髪をほぐし、表面についた細かなゴミを落とすことが大切です。ブラッシングすることでシャンプーの泡が頭皮まで届きやすくなり、洗浄効果も高くなるでしょう。

お湯洗いする

シャンプーをつける前に、お湯で丁寧に洗い流すことも大切です。洗い流すことで髪表面の汚れを8割程度取り除くことができ、シャンプーの泡立ちもよくなります。

その際ただお湯をかけるだけでなく、指の腹を使って髪と頭皮を丁寧に洗い流していくことを意識しましょう。洗う時間の目安は3分程度です。お湯の温度が高すぎると頭皮の必要な皮脂まで洗い流されてしまうため、38度程度のぬるま湯を使うようにしましょう。

シャンプーをする

(出典:(6)洗浄料とその作用)

ブラッシングとお湯洗いを終えて、ついにシャンプーに入ります。すでにこの2つの工程で汚れがほとんど落ちているため、シャンプーをたくさん使う必要はありません。手のひらで軽く泡立ててから、髪の毛全体に広げていきましょう。

シャンプーをする際には髪の毛ではなく、頭皮の汚れを洗い流す意識が大切です。指の腹を髪の根元と頭皮の間に入れて、頭皮をマッサージするように洗っていくことで、皮脂を効果的に取り除いて血行促進効果も得られるでしょう。

マッサージをする

(出典:(7)Ritsuko Ehama 「Infuluence of Scalp Problem on Physical Properties of Hair and Their Prevention by Plant Extracts」)

洗い終わったあとには、本格的な頭皮へのマッサージをしましょう。

頭皮全体を優しく動かすようにマッサージすることで、髪の毛をつくり出す毛母細胞へとつながる毛細血管の血行を促進できます。抜け毛予防効果や、顔のリフトアップ効果も期待できるため、忘れず行うようにしましょう。

きちんと洗い流す

最後に忘れてはいけないのはきれいに洗い流すことです。シャンプーが頭皮に残った状態だと、毛穴をふさいでしまったり、かぶれやかゆみの原因になったりします。

頭皮全体や髪の毛までお湯が十分に流れるようにし、流し残しがないように気をつけましょう。特に耳の後ろや後頭部にシャンプーの泡が残りがちです。シャワーを終える前に鏡で確認する習慣をつけるとよいでしょう。

トリートメント を使う

(出典:(8)洗浄料とその作用)

シャンプーは頭皮へのケアになりますが、髪の毛の表面をなめらかにする作用はありません。そのためトリートメントで髪表面のケアをするのも大切です。トリートメントは頭皮や肌につかないよう気をつけながら塗布しましょう。

ヘアオイルをつける

(出典:(9)洗浄料とその作用)

ヘアオイルをつけることで髪表面の潤いを保ち、髪の摩擦によるダメージから守れます。しかしつける量が多すぎたり成分が強すぎたりすると、ベタつきや悪臭の原因ともなるため注意が必要です。

ヘアオイルをつける際には、正しい手順も大切です。タオルでしっかり水気をとった髪に、毛先から頭皮に向かって順につけていきましょう。櫛を通して全体になじませたら、ドライヤーでしっかり乾かし、最後に1、2滴を髪になじませて完了です。

最大の効果を得るため、ヘアオイル選びやつけ方にもこだわってください。

紫外線対策をする

(出典:(10)毛髪の紫外線ダメージ—評価指標とダメージケア—)

紫外線もキューティクルのダメージの原因となります。紫外線を浴びた髪の内部では活性酸素が発生するため、髪がパサパサになるおそれがあります。

髪は肌より2倍から5倍ほど多い紫外線を浴びているというデータもあるため、髪への紫外線対策は欠かせません。髪の日焼け止めスプレーなども市販されているため、利用するのがおすすめです。

食生活を変える

(出典:(11)中村博範 「マウスのタンパク質栄養状態と体毛タンパク質合成の 関係について」)

美しい筋肉や適度な脂肪をつけるためにバランスのよい食生活が欠かせないのと同じように、美しい髪が育つためには栄養価の高い食事が欠かせません

ジャンクフードや脂っこいものばかり食べていると栄養価が偏って、細くか弱い髪になってしまったり皮脂で毛穴がふさがってしまったりして薄毛の原因ともなります。

毎日の生活で食べたものをメモにまとめて、不足した栄養素はサプリで補うようにするのも1つの方法です。

 

まとめ

髪へのダメージはしらずしらずのうちに蓄積されていきます。気づかない間に髪がパサパサゴワゴワになって切る以外どうしようもなくなってしまう前に、今からできるヘアケアを始めましょう。

特に毎日のシャンプーの質を変えることが効果的です。しっかりお湯で洗い流したり、マッサージをしたり、流し残しのないように心がけたりすることで、美しい髪を保つ効果が期待できます。

ダメージを受けた髪はもとに戻ることはないため、大切な髪の毛を丁寧にケアして美しく保ちましょう。

 

文 献

1).2). 光学/39 巻 11 号(2010)P.513-523

3). 講座(シリーズ) “変わる”生活と消費科学 9

4).5).6).8).9). 日本香粧品学会誌 Vol. 42, No. 4, pp. 270–279 (2018)

7). J. Son. Cosmet. Chem. Jpn. 52(1) : 16-23

10). J. Son. Cosmet. Chem. Jpn. 特集総説48(4): 2014 / P.271~P.277

11). 川崎医療福祉学会誌 Vol. 22  No. 2 2013 200 − 207

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