# HAIR CARE
2021.09.21

髪が脂っぽくなる原因は?正しい改善方法も解説!

監修者紹介
東京メモリアルクリニック理事長
佐藤明男
さとう美容クリニック院長, 北里大学医学部客員教授, 横浜市立大学非常勤講師, 日本形成外科学会専門医, 日本再生医療学会専門医・代議員, 日本臨床毛髪学会理事, 日本先進医師会特定認定再生医療委員会委員長, SKIファーマ株式会社副社長
頭髪に関する内科治療と外科治療まで幅広く実践し、毛髪研究、教育も積極的に行っている。

「髪が脂っぽくなってきた」「髪のベタつきが気になる」などの悩みを持っている人もいるのではないでしょうか。

毎日丁寧にシャンプーしているのに脂っぽくなると、スタイリングに手間がかかってしまいます。加えて不潔に思われる可能性もあるため、改善を目指しましょう。

この記事では、髪が脂っぽくなる原因と正しい改善方法を解説します。髪のベタつきに困っている人は、参考にしてみてください。

髪が脂っぽくなる原因

(出典:(1)毛髪の科学)

髪が脂っぽくなってしまうのは、皮脂の過剰分泌が原因です。頭皮から分泌される皮脂が過剰だと髪の毛まで伝わってしまい、脂っぽくベタッとした髪になってしまいます。

皮脂の過剰分泌の原因をきちんと把握することが、改善への第一歩です。

脂っぽい食べ物の摂りすぎ

肉類や揚げ物、ジャンクフードなど脂っぽい食べ物を頻繁に摂取していると、皮脂が過剰分泌される可能性があります。

あくまでも摂りすぎが良くないだけなので、脂っぽい食事をすべて控える必要はありません。

適していないシャンプーの使用

脂分が多いシャンプーを使っている、脂性肌なのに洗浄力が弱いシャンプーを使っているなど、自分に合っていないシャンプーを使っていると、皮脂を十分に洗浄できず髪が脂っぽくなってしまいます

シャンプーを変えてから髪が脂っぽくなった人は、この原因の可能性が高いため、以前使っていたシャンプーの成分を確認してみましょう。

シャンプーのしすぎによる頭皮の乾燥

シャンプーをしすぎると頭皮が乾燥してしまい、皮脂の過剰分泌の原因になります。

髪が脂っぽくなると、シャンプーの回数を増やしてしまうかもしれませんが、皮脂を取りすぎるとその反動で体が皮脂を分泌しようと作用してしまいます。そのためかえって皮脂の過剰分泌となり、脂っぽさは改善されません。

夜だけではなく朝もシャワーを浴びる場合は、シャンプーを使わないほうが良いです。

睡眠不足

(出典:(2)病的皮膚への化粧指導)

睡眠不足も皮脂の過剰分泌の原因です。

睡眠時間が少ない、深い睡眠が取れていない場合は、成長ホルモンの分泌が滞り頭皮の機能が低下します。頭皮の機能が低下した結果、頭皮を守ろうして皮脂の分泌量が増えてしまい、髪が脂っぽくなってしまうのです

不規則な生活を送っているときや就寝前のパソコン・スマホの使用は、睡眠の質を低下させる原因になります。

ストレス

(出典:(3)病的皮膚への化粧指導)

ストレスが溜まり続けていると、自律神経が乱れてホルモンバランスが崩れてしまい、男性ホルモンに影響して皮脂の分泌量が増えることがあります。

ストレスによって血管が収縮して血流が悪くなると、頭皮のバリア機能が低下して乾燥しやすくなり、防衛するために皮脂の分泌量が増えるのです。

他にも抜け毛や薄毛の原因にもなり得るなど、ストレスが髪や頭皮に与える影響は大きいといえます

脂漏性皮膚炎

(出典:(4)Malasseziaと脂漏性皮膚炎・アトピー性皮膚炎)

脂漏性皮膚炎は、頭皮をはじめとした皮脂の分泌が多い場所に湿疹が生じる皮膚疾患です。脂漏性皮膚炎になると皮脂が過剰に分泌されてしまいます。

生活習慣の改善やシャンプーの変更などで改善される可能性はありますが、慢性化している場合は皮膚科やクリニックで診察してもらいましょう

脂っぽい髪を改善する方法

脂っぽい髪を改善する方法には、以下の4つが挙げられます。

睡眠の質を高める
正しいヘアケアを行う
食生活を整える
ストレスを溜めない

髪が脂っぽくなる原因が1つとは限らないため、すべての改善方法を試しましょう。

睡眠の質を高める

頭皮の新陳代謝を正常に保つには、睡眠の質を高めることが大切です。夜ふかしが癖になっている人は、あらかじめ就寝時間を決めるなどの対策をして、6〜8時間は睡眠を取りましょう。

ただ最適な睡眠時間は個人差があるので、自分に合った時間を見つけてください。

また就寝前にパソコンやスマホを操作している人は、できるだけ控えたほうが良いです。

正しいヘアケアを行う

(出典:(5)微量脂肪酸がアミドプロピルベタイン配合シャンプーの粘度に与える影響,(6)身のまわりの化学” セッケンおよびシャンプー”)

髪の脂っぽさを改善するためには、正しいヘアケアを行うことが大切です。シャンプーの仕方だけでなく、シャンプーの選び方や髪の乾かし方にも注意してください

肌質に合った成分のシャンプーを選ぶ

シャンプーは脂性肌・乾燥肌のどちらかによって、適したタイプが異なります。

肌質 脂性肌 乾燥肌
適した成分 石鹸系・アミノ酸系 アミノ酸系・ベタイン系

上表を参考にシャンプーを選んでみましょう。

正しいシャンプーの仕方

間違ったやり方でシャンプーをしている場合は、脂っぽい髪が改善されにくいです。正しいシャンプーのやり方を知って毎日実践していきましょう。

簡単にブラッシングそする
ぬるま湯で予洗いする
シャンプーをよく泡立てて髪につける
こめかみから頭頂部に向けて指を動かす
おでこから頭頂部に向けて指を動かす
うなじから頭頂部に向けて指を動かす
頭頂部のマッサージ
丁寧にすすぐ

シャンプーをするときは、最初に簡単なブラッシングをしてぬるま湯で予洗いしてください。

洗髪時には、シャンプーをよく泡立てて部位ごとに丁寧に洗いましょう。強く洗うと頭皮を傷つける原因になります。

シャンプーの成分が頭皮に残ると頭皮トラブルの原因になるため、すすぎは丁寧に行ってください。シャワーの温度は、38度程度のぬるま湯が最適です。熱いお湯だと頭皮が乾燥しやすくなるため注意しましょう。

正しいドライヤーの仕方

シャンプー後は自然乾燥ではなく、必ずドライヤーをかけてください。ドライヤーをかけないと頭皮環境の悪化や、頭皮が乾燥してしまい髪が脂っぽくなる原因になります。

正しいドライヤーの仕方は、以下の通りです。

タオルドライをして髪の水気をよく取る
軽くブラッシングをする
毛先にトリートメントをつける
髪の根元から毛先にかけて温風で乾かす
前髪を弱温風で乾かす
髪全体に冷風をあてる

ドライヤーをかける前にタオルドライで髪の水気を取りましょう。濡れた髪は傷つきやすいため、タオルを優しくあてて水気を吸い取るように行ってください。

ドライヤーをかける際は、髪の根元から乾かしましょう。生乾きの状態は雑菌の繁殖や、頭皮の乾燥を助長させる原因になるので注意しましょう

最後に冷風をあてると、開いていたキューティクルが閉じて艶がある髪に仕上がります。

脂質が多い食べ物を控え食生活を整える

脂質を多く含む食事は、意識して控えたほうが良いです。肉類だけでなく、揚げ物や炒めものなどにも注意してください。

他にもケーキや甘いものにも注意すると、食生活は整えられます。またサラダを食べるときは、ノンオイルドレッシングを選ぶと良いでしょう。

洋食より和食を心がけると脂質が抑えられるため、洋食中心の食生活から和食中心の食生活に切り替えることもおすすめです

ストレスを溜めない

ストレスはできるだけ溜めないようにしましょう。簡単にできるストレス解消方法には、以下などがあります。

毎晩お風呂に浸かる
10分程度のストレッチをする
好きなドラマや映画を観る
友人と遊ぶ

ストレス発散方法は人それぞれですが、平日でも手軽実践できるストレス解消方法があると、こまめにストレス発散できるためおすすめです

髪が脂っぽい原因を知り改善方法を実践しよう

髪が脂っぽくなる原因は複数あり、原因によって改善方法は異なります。複数の原因に当てはまっている可能性もあるため、改善方法はすべて試すと良いでしょう。

できることから実践して、元のサラサラした髪を取り戻してください。

文 献

1)Sen’i Gakkaishi/1985 Volume 41 Issue 4 Pages P120-P126

2).3).日本香粧品学会誌/44 巻 (2020) 2 号/P. 129-134

4).日本医真菌学会雑誌/46 巻 (2005) 3 号/ P.163-167

5).The Effect of Trace Amount of Fatty Acids on Viscosity of the Shampoo Containing Amidepropylbetaine

6).化学教育/27 巻 (1979) 5 号/ P. 297-301

Produced

ArtNature

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