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2021.03.16

40代、50代の薄毛の原因、対策を大公開!

「40代、50代になって急に薄毛が気になりだした」という声を聞いたことがあるかもしれません。

実はその世代特有の薄毛になる原因があります。特にホルモンバランスの乱れと、肉体の衰え、生活習慣の乱れが大きく関係しています。

遺伝的な要因であれば病院に通うしかありませんが、生活習慣を改善して頭皮環境を整えることは薄毛が気になるすべての人に有効です。

本記事では40代、50代の薄毛の原因や対策方法について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

40代、50代の薄毛とは

中年男性

40代、50代になると周囲からはっきりわかるほど薄毛が進行してしまうことが多いようです。

大きく分けて3種類の薄毛があり、剃りこみ部分から薄毛が進行していく「M字型」頭頂部の薄毛が気になる「O字型」おでこ全体の後退が顕著な「U字型」があります。

AGAの特徴

(出典:(1)毛と毛包の解剖・毛髪異常(AGA))

AGAは男性ホルモンが毛母細胞にある還元酵素と結合することで、毛髪の育成サイクルを乱してしまうために起きる脱毛症です。

毛髪の成長サイクルが乱れるため、毛髪が十分に成長する前に抜けてしまったり、毛が細くなったりします。その結果生え際や頭頂部が薄くなってきてしまいます。

AGAが始まってしまうと、放置して改善することはありませんので、早めに対処することが肝心です。

「脂漏性脱毛症」など、別の脱毛症の可能性も

(出典:(2)Malasseziaと脂漏性皮膚炎・アトピー性皮膚炎)

40代、50代で薄毛が気になってきた場合も、必ずしも原因がAGAであるとは言い切れません。「脂漏性脱毛症」などが原因の場合もあるためです。

皮脂が多く分泌される頭頂部や生え際などでかゆみを伴う炎症が生じ、フケのような皮脂が増える「脂漏性皮膚炎」という症状があり、それが慢性化すると脱毛に発展してしまい、「脂漏性脱毛症」になってしまします。

脂漏性脱毛症とAGAとの違いは、皮膚の炎症やフケの増加があるかどうかで見極められます。頭皮が赤くなっている場合、かゆみやフケが気になる場合にはお近くの皮膚科を受診してください。

対してAGA治療は遺伝的な要因が強く影響するため、皮膚治療よりも根本に作用するアプローチが必要です。

40代、50代の薄毛の原因

鏡を見る人

ヘアサイクルの乱れ

(出典:(3)最新の毛髪科学)

40代、50代で薄毛が気になりだすのは男性だけではありません。女性の場合も40代、50代でヘアサイクルの乱れが生じて、薄毛が気になりだす場合があります。

ヘアサイクルとは、毛髪が生えてやがて抜けていく周期のことです。サイクルは3段階に分れており、髪が成長し続ける「成長期」成長しきった髪が抜ける準備をする「退行期」抜けてから新しい髪が生えてくるまでの期間「休止期」があります。

成長期は4~6年で、退行期は1~2週間、休止期は3~4か月というのが一般的な周期です。

このサイクルは女性ホルモンの1種であるエストロゲンの働きで正常なリズムに保たれています。しかし更年期に入るとホルモンバランスが乱れるため、成長期が不十分なまま抜けてしまったり、新しい髪がなかなか生えてこなくなったりしてしまいます。これが薄毛の原因となるのです。

肉体の衰え

(出典:(4)男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版)

40代、50代で薄毛が気になりだす原因として、肉体の衰えが挙げられます。

急に疲れやすくなったり、体力が落ちたと感じたりすることがあるかもしれません。実は細胞レベルでも同じことが起きています。以前は活発であった細胞も加齢とともに働きが弱くなっていくのです。

気持ちはまだ若いままの40代、50代ですが、ホルモンバランスも乱れやすくなる年代ですので、無理をして働き過ぎたりストレスを受け過ぎたりすると大きくバランスを崩してしまいます。

ホルモンには髪の健康を保ったり、脱毛を防いだりするための役割もあるため、無理をしてホルモンバランスが乱れると薄毛の原因となってしまいます。

若い頃には何気なくできた仕事であったとしても、肉体的に負担が大きくなり過ぎないよう注意して携わりましょう。リフレッシュする時間も意識的に取るとよいでしょう。

タバコや生活習慣の乱れ

(出典:(5)禁煙科学 vol.9(06),2015.06、e-ヘルスネット 「アルコールの消化管への影響」)

タバコや生活習慣の乱れも40代、50代の薄毛の原因です。

髪の毛をつくり出す細胞は、頭皮に張り巡らされた毛細血管から栄養を補給しています。しかしタバコを吸うとからだ中の血管が収縮するため、血流が悪くなります。そうして毛細血管から栄養を十分にもらえなくなった細胞は健康な毛髪を生成できなくなり、弱々しい細い毛しか育たないようになるのです。

同じ理由で運動不足やアルコール過多などの生活習慣の乱れも薄毛を引き起こしてしまいます。健康な毛髪をつくり出すためには、からだの隅々まで健康な血流を行きめぐらせることが大切です。薄毛予防のためにも生活習慣の乱れを避けましょう。

AGA

(出典:(6)男性型脱毛–その特性と未来像 Androgenic alopecia–Its characteristics and perspectives)

AGAは男性型脱毛症のことで。歳を取るほど発症率があがり、40代、50代から症状が顕著になりやすいため注意が必要でしょう。

年を重ねることで発症しやすくなるようです。これにはホルモンバランスの乱れが関係していて、歳を取るとからだの衰えとともに、男性ホルモンの1種であるテストステロンの分泌が増えるようになります。

テストステロンが直接の原因ではありませんが、テストステロンが毛母細胞にある5α還元酵素と結びつくことで、ジヒドロテストステロンへと変化し発毛プロセスを乱すため、薄毛の原因となります。

40代、50代が自宅で行える薄毛対策

ヘアケア

日々の生活を見直す

食習慣

(出典:(7)中村博範 「マウスのタンパク質栄養状態と体毛タンパク質合成の 関係について」)

自宅で行える薄毛対策として、食習慣を見直すことが挙げられます。

毎日食べたものが生活の中で筋肉や脂肪、エネルギー源として使われていきます。髪の毛も例外ではありません。食習慣で摂取するものの質で毛髪の質や頭皮環境も大きく左右されます。ですからバランスの整った食習慣を心がけましょう。

髪の毛の95%はタンパク質で構成されているため、良質なタンパク質の摂取が欠かせません。加えてビタミンやミネラルなども発毛を促進する効果を発揮します。またついつい摂取し過ぎになってしまいがちな糖分や脂質にも注意することで、頭皮環境を健康な状態に保てるでしょう。

運動習慣

(出典:(8)顕微鏡血流観察による有酸素運動前後の毛細血管血流速度の定量)

運動をしないと血行がからだの色々な場所で滞るようになってしまいます。髪の毛をつくり出す細胞に栄養を送るのは頭皮の毛細血管なので、血行不良は薄毛につながります。

1日20分程度の有酸素運動が推奨されているため、軽いウォーキングから始めてみるのはいかがでしょうか。

睡眠習慣

(出典:(9)睡眠から生活のリズムを見直し、健康的な生活を送ろうとする児童の育成)

ついつい不足しがちな睡眠時間ですが、睡眠中には成長ホルモンが分泌されます。22時から2時までのゴールデンタイムをのがしてしまうと、分泌される成長ホルモン量が大きく下がってしまうため、その時間には就寝するようにしましょう。

長く眠れない方も睡眠の質を高めることが大切です。就寝前の2時間には食べたりアルコールを飲んだりしないようにすることで、睡眠の質を高められます。

ストレスを溜めない

(出典:(10)髪の健康を考える〜美しい髪で過ごすには〜)

ストレスを強く感じると自律神経のバランスが乱れて、血行が悪くなります。ストレスを溜め込まず、リラックスする時間を取りましょう。

好きな音楽や映画を見たり、友人たちと過ごしたりする時間を意識的に取り分けるとストレス発散になります。

頭皮のマッサージをする

(出典:(11)髪の健康を考える〜美しい髪で過ごすには〜)

頭皮をマッサージすることで血流がよくなります、必要な栄養素が毛母細胞に運ばれやすくなるため、発毛効果が期待できるでしょう。

リラックスしている時間にストレス発散もかねて行うのがおすすめです。

紫外線対策をする

(出典:(12)毛髪の紫外線ダメージ—評価指標とダメージケア—)

頭皮に届く紫外線は頭皮環境を悪化させたり、発毛を維持する細胞にダメージを加えたりすることがあります。UVカットスプレーや日傘などを使って、頭皮も忘れず紫外線対策をしましょう。

育毛剤を使う

(出典:(13)男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版)

育毛剤には薄毛対策に効果のある成分や発毛促進を期待できる成分が含まれています。刺激の強過ぎないものを選んで利用することで、頭皮環境の改善が期待できるでしょう。

「育毛剤」という響きに躊躇せず、薄く強い髪のためのケアに踏み出しましょう。

まとめ

40代、50代になると薄毛が気になり出す人も多いでしょう。

ホルモンバランスの乱れやAGAによって引き起こされる発毛サイクルの乱れが原因です。毎日の生活リズムを整えたり、食習慣に気を使うことで頭皮環境を改善できるため、当てはまる点があったら今日から改善するようにしてください。

40代、50代はストレスの多い社会で暮らしている責任の多い世代ではありますが、ゆったりリラックスして過ごす時間を意識的に取ることも大切です。からだと心をケアしながら、薄毛予防もいっしょに行いましょう。

 

文 献

1).日本香粧品学会誌/42 巻 (2018) 2 号/ p. 93-97

2).日本医真菌学会雑誌/46 巻 (2005) 3 号/ P.163-167

3).毛髪の科学と診断 第4版 / 薬事日報社, 2012.11 / P.46

4).日皮会誌:127(13),2763-2777,2017(平成 29) P.2763~2777

5). 禁煙科学 9巻(2015)-06 P.1~P.14 

e-ヘルスネット > 飲酒 > アルコールによる健康障害 > アルコールの消化管への影響

6).特集 脱毛性疾患の病態と治療 / 順天堂医学37(4) 1992 年 37巻 4 号 p. 572-586

7).川崎医療福祉学会誌 Vol. 22  No. 2 2013 200 − 207

8).日温気物医誌第 78 巻 4 号 2015 年 10 月 353

9).生体医工学 46(2):169-176 解説特集:睡眠の生体計測技術

10).11).植木理恵:都民公開 講座アンチエイジング / 順天堂醫事雑誌.2013:59 :P. 327〜330

12).J. Son. Cosmet. Chem. Jpn. 特集総説48(4): 2014 / P.271~P.277

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