# HAIR CARE
2022.04.29

朝シャンは薄毛に直接影響しない!シャンプーのコツも紹介

監修者紹介
東京メモリアルクリニック理事長
佐藤 明男 医師
佐藤明男
さとう美容クリニック院長, 北里大学医学部客員教授, 横浜市立大学非常勤講師, 日本形成外科学会専攻医, 日本再生医療学会専門医・代議員, 日本臨床毛髪学会理事, 日本先進医師会特定認定再生医療委員会委員長, SKIファーマ株式会社副社長
頭髪に関する内科治療と外科治療まで幅広く実践し、毛髪研究、教育も積極的に行っている。

朝にするシャンプー「朝シャン」は、快適な目覚めをサポートする朝の習慣です。毎日している人もいるかもしれません。

朝シャンは薄毛を進行させるといわれますが、朝シャン自体は薄毛の直接的な原因ではありません。ただし、朝シャンのやり方によっては、髪や頭皮にダメージを与える場合があるので注意が必要です

この記事では朝シャンにおける頭皮環境の悪化を招きやすい要素や、正しいシャンプーのコツをご紹介します。

 

男性が朝シャンを好む理由とは?

朝シャンを習慣にする男性もいますが、それはどのような理由からでしょうか。まずは、なぜ男性が朝シャンを好むのかについてご紹介します。

寝汗を流してスッキリできるから

寝ている間にかいた汗も、朝シャンをすればスッキリします。サッパリとした状態で1日をスタートさせたいと思って、朝起きたらすぐにお風呂場に行く人もいるでしょう。

また、シャワーを浴びて髪を洗うことで、ストレス解消や体臭予防にもつながります

朝のスタイリングが楽だから

朝シャンをすれば、髪を濡らさなくてもすぐにスタイリングができます。

ドライヤーで髪をブローしたり、ワックスやジェルを使ったりするときに、髪が乾いている状態よりも早くセットできるのは朝シャンの利点です。

夜の時間をゆったり使えるから

夜にシャンプーをしなければ、1日の終わりをゆったりと過ごせます。趣味を楽しんだり、早く寝たりと時間を有効に使えるのはストレス解消にもつながるものです

あるいは、夜は疲れていてシャンプーする余裕がない人もいます。自分のライフスタイルにあわせて時間を使える点でも、朝シャンにはメリットがあるのです。

 

朝シャンで薄毛が進行するといわれる理由

良い点も多い朝シャンですが、なぜ頭皮に悪いといわれてしまうのでしょうか。

重要なのは、朝シャンのやり方によって頭皮の環境が悪化する可能性があることです

朝シャンをするときにありがちな、いくつかの注意点をご紹介します。

皮脂を必要以上に落としてしまう

(出典:(1)「髪の健康を考える〜美しい髪で過ごすには〜」)(出典:(2)「17 型コラーゲン産生促進効果を有するPLGA ナノ粒子の新型育毛剤への応用」)
シャンプーを朝と夜の2回すると、頭皮に必要な皮脂まで落としてしまうことがあります。

皮脂は、乾燥や紫外線といった外部刺激から頭皮を守り、水分の蒸発を防ぐ存在です。皮脂が少ないと頭皮が乾いてフケが多くなったり、紫外線のダメージを受けて地肌が荒れたりする可能性があります

「夜シャンも朝シャンもしているのに、頭皮がベタつく」という人は、洗いすぎによって頭皮が乾燥し、潤いを保とうとしてより多くの皮脂が出ている状態かもしれません。

洗浄不足やすすぎ残しが増えやすい

朝シャンをするとき、朝から仕事や学校の予定がある人は、急いでいるためサッと洗いがちです。

その結果、洗浄やすすぎが不足して汚れや洗剤を落としきれず、毛穴が詰まって髪の成長が妨げられます。とくにスタイリング剤を使っている場合は、いい加減に洗うとなかなか洗い流せません。

髪が健やかに育たないと、正常なヘアサイクルは乱れてしまいます。

 

頭皮をケアする正しいシャンプーのコツ

頭皮の健康を維持するためには、正しい方法でシャンプーをすることが大切です。

どのような点を心がけてシャンプーをすべきか、いくつかのコツをお伝えします。

シャンプーは1日1回まで

皮脂の落としすぎを防ぐために、1日に2回以上は洗わないようにしましょう。

「2回洗わないと頭皮がベタつく」という人は、すでに皮脂が不足しているかもしれません。なぜなら、皮脂が少なくなった頭皮は、乾燥に耐えるためにより多くの皮脂を分泌するからです

シャンプーを1日1回までにして頭皮の環境が改善すれば、「朝シャンしないとベタベタする」といった状況が改善する可能性があります。

朝シャンではなく夜シャンにする

朝にバタバタしがちな人は、シャンプー時に正しい洗浄やケアをしにくいため、「夜シャン」に切り替えてていねいにケアするほうがおすすめです。

また、成長ホルモンは睡眠中に主に分泌されるため、夜寝る前に汚れを落としておくことで、髪の成長を促進する可能性もあります

さらに、寝ている間に皮脂をエサにした雑菌が増えて、炎症を起こすリスクも回避できます。

正しい方法で髪を洗う

適切な方法でシャンプーができていることも重要です。

予洗いから洗い終わって乾かすところまで、適切な方法でおこないましょう。気をつけるポイントは次のとおりです。

ぬるま湯を使う

髪をすすぐときは、ぬるま湯を使いましょう。熱すぎる湯は、必要な皮脂まで洗い流すため、頭皮が乾燥しやすくなります。

温度が35〜39度くらいのぬるま湯で、頭皮への刺激を緩和してください。

よく泡立てる

シャンプーはそのままだと洗浄力が強いため、泡立てることで髪や頭皮への刺激を緩和する必要があります。

手に取ったシャンプー剤をいきなり髪につけるのではなく、少し水やお湯を含ませて泡立ててから頭に付けるようにしてください

髪だけでなく、頭皮を洗うように意識することがポイントです。

爪を立てずに指の腹を使う

髪を洗うときに爪を立てると頭皮が傷つきやすいため、指の腹で洗いましょう。

頭皮に傷がつくのは、髪の健やかな生育には良くありません。マッサージをするように丁寧に洗えば、頭皮の血行促進にも役立ち、育毛効果が期待できます

ドライヤーで乾かす

自然乾燥は頭皮の雑菌の原因となりかねないため、ドライヤーを使って乾かしましょう。

髪の短い男性は、きちんと乾かしきらずにそのまま過ごしがちです。しかし、髪を濡れたままにしておくと、頭部の湿気や温度によって雑菌が繁殖します。ホコリや汚れが付着しやすい原因にもなるのです。

ドライヤーをするときは、髪から10cm~20 cm程度離すと熱ダメージを緩和できます。熱から髪を守るために、ヘアオイルのようなケア用品を使うとより効果的です。

 

それでも朝シャンしたい!頭皮の健康を保つ方法とは

「それでも朝シャンがいい」と思う人や、仕事の都合でどうしても夜シャンができない人もいるかもしれません。

総合的には夜シャンのほうがおすすめですが、工夫をすれば、朝シャンをしても頭皮環境が悪化するリスクを軽減できます

いくつかの具体的な方法を見てみましょう。

お湯だけで洗う

夜シャンをしている人が朝シャンもするなら、朝はお湯だけで洗いましょう。シャンプー剤は洗浄力が強いため、夜に使っているなら朝は使わないのが得策です。

ただし気分をさっぱりしたいからといって、熱すぎるお湯を使わないように注意してください。

紫外線対策をする

朝シャンをしてすぐの頭皮は、洗ったばかりのデリケートな状態です。時間を置かずに外へ出るなら、紫外線の予防は入念にしておきましょう

帽子のようなUVケアアイテムの他に、近年では男性向けの日傘もラインナップが増えてきています。

日焼け止めを使うなら、スプレー式がおすすめです。塗布タイプと違って、頭皮や髪そのものにも吹きかけて簡単にUVケアができます。

 

朝シャンはしてもよい!薄毛を予防するには正しい洗い方が大切

朝シャン自体は薄毛に影響しませんが、朝シャンによる洗いすぎやお手入れ不足によって、頭皮の乾燥や傷みの要因となる可能性はあります

シャンプーはできれば夜におこない、どうしても朝にするときは洗い方に気をつけて、紫外線対策などのケアを心がけましょう。

 

  • 1).順天堂醫事雑誌.2013,59 P. 327〜330
  • 2).The Micromeritics No.64 (2021) 62-68

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